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H.O
皆さんはホラー映画好きですか?
もうそろそろ夏なのでホラーの美味しい季節になりますね。
私は無類の映画好き、特にホラー映画好きなのですが、中でもゾンビ映画には何とも言えない魅力を感じてしまいます。
最近で言うと「カメラを止めるな」が一躍ブームとなり、ゾンビ映画再燃の期待に胸躍らせているのですが、一口にゾンビ映画と言ってもその歴史は古くそして私の人生に大きな影響を与えてくれました。
私もエンジニアの端くれですから、ゾンビ映画から学ぶことは多くあります。
今回はゾンビ映画から学ぶエンジニアの心得をお伝えしようと思います。
今では一躍ホラー映画の一翼を担うゾンビ映画ですが、その歴史は古く1960年代までさかのぼります。ゾンビ好きなら知らない人はいないジョージ・A・ロメロ監督の記念すべきゾンビ映画1作目「ナイトオブザリビングデッド」です。
ゾンビと言えばゆっくりとした動き、理性のない行動を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
皆さんが思い浮かべるゾンビのイメージを作り上げたのがこの映画です。当時はゾンビという言葉はなく「生きる屍」という名称でした。
そしてゾンビという名称が出てきたのはロメロ監督の2作目「ゾンビ」です。もはやそのままズバリですね。
この映画は世界的に大ヒットを記録し、ゾンビの名を世界中に浸透させました。映画の舞台はショッピングモール。生き残った人たちがショッピングモールに立てこもって戦います。ゾンビ映画と言えばショッピングモールというイメージを持つ方もいるのではないでしょうか。そう、原点はここからきているのです。
ゾンビにも個性がある!
全部同じに見える「ゾンビ」には実は個性的なゾンビが登場します。今までの基本はそのままにゾンビの死に方や風貌なんかも一味加えられています。最後まで生き残るゾンビなんかも登場します。
最後にゾンビ3部作の完結編「死霊のえじき」。今までの集大成と言えるこの映画はややこしい人間関係、個性的なゾンビが登場するのが特徴です。スプラッター感もやや強め。
何といってもこの映画の特徴は今までのゾンビのイメージをガラリと変えた点にあります。先述したゾンビの特徴を180度変えてきました。頭のいいゾンビが登場したり、ゾンビなのに銃を打ったりします。なんと、ゾンビが感情を持ち成長していくのです。こんな事あっていいのでしょうか。
そして、そこに加えられるエッセンスとして極限状態に陥った人間模様があります。
今までのゾンビ映画は世界終末物であることが多いのですが、これはどちらかと言うとゾンビや人間の不思議な共存です。ゾンビのいる世界に対する順応と言ってもいいかもしれません。詳しくは是非とも映画を見て見てください!
さて、ここまでロメロ監督の作品からみるゾンビ映画の歴史を見てきました。
ここまで読んで疑問に思いますよね。エンジニア関係なくね?と。
まぁ待ってください。ここからが本題です。
私が今までエンジニアをやってきて私なりにエンジニアに大切なものは「当事者視点に立つ」ということだと思っています。
お客様の立場に立って提案、実行するのは当たり前ですが、お客様の見えないニーズを満たすことも大事なことだと思っています。
ロメロ作品のゾンビたちを見てください。1作目でゾンビの基礎を作り大ヒットを収めました。しかし、そこに甘んじることなく舞台を変え、設定を変え、更には屋台骨であったゾンビの概念すら変えてしまったのです。
これは一重に見ている観客の見えないニーズを考え、満たそうとした結果だと思います。
そして、エンジニアとしての引き出しを増やしていくことの重要性もゾンビ映画は教えてくれています。それは多彩なゾンビ映画が示しているとおりです。(走るゾンビや銃火器を振り回すゾンビも出てきていますし)
私はゾンビ映画にエンジニアの神髄を見たのです。私のエンジニアの基礎はゾンビ映画からきていると言っても過言ではありません。
・・・・それでは最後に皆さんの思いにある番組の言葉を借りて応えたいと思います。
こじつけ?馬鹿言うな。
言いがかり?とんでもない。
試みだ。
それではまた!