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H.N
昨年から続くコロナ渦の中、リモートワーク、在宅勤務の導入が進み、コミュニケーション手段の変化を感じられている方は多いのではないでしょうか?私自身も社内外問わず、メールやチャット、WEB会議ツールでミーテイングや商談を行うことが以前よりも格段に増えました。「意外と対面でなくとも出来るのだな」と思う反面、今だからこそ大切にしなければならないことについて、自分なりの視点でお伝えします。
ズバリ言うと「相手の状況や気持ちを考える」ことです。
一見、当たり前のことではありますが、これをより意識していなければ、すれ違いが起こります。対面であれば、相手の表情や声、業務の状況など一度に沢山の情報が得られるため、気持ちや意図が自然と伝わりますが、それが文字になってしまうだけで途端に伝わりにくくなってしまいます。WEB会議で顔を合わせるにしても、通常よりは大袈裟な動作で伝えなければならない場合もあります。
例えば、メールの返信が短文だった場合。その場にいれば、「今忙しいのだな。あとから詳しく聞いてみよう。」と理解ができますが、文章のみの場合ですと誤解を生む可能性があります。だからこそ、伝える側は自分の今の状況や気持ちが理解できるワードを添えることが必要ですし、受け取る側も「なぜ」相手がそう言ったのかを考え、読み取る努力をしなければならないと思います。
「今日はいい天気ですね」と話しかけてくれた人は、本当にあなたに天気を伝えたくてそのセリフを投げかけているのでしょうか?そうではなく、「あなたと話がしたい」という意思表示ですよね!このことは皆さん簡単にわかると思います。
普段から、相手の発する言葉の真意や意図を読み取り、また、自分がどう伝えれば相手に理解してもらえるのかを考えることが大切です。
このように働き方、生活の仕方が変化する中で便利なツールが増えていますが、便利な一方で今まで通りのままではうまくいかないこともあります。コロナ渦になったからではなく、本来であれば元から気を付けなければならないことでもありますが、これを機に改めて学べる機会でもあります。変化に上手く対応し、思いやりを持ったコミュニケーションを図っていきましょう!