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わび茶に学ぶビジネスの心構え

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わび茶に学ぶビジネスの心構え

毎年夏は暑い暑いと言っている私ですが、今年はコロナの影響もあり在宅勤務を中心に行っているので申し訳ないなぁと思いつつクーラーを気持ち強めにして仕事をしています。
ただ、やはり外に出ると家の中との温度差でクラクラしたりして、体に良くないなとは感じているところです。

さて、突然ですが皆さんは千利休を知っていますか?
歴史の教科書には必ず出てくる茶人ですね。色々な漫画や映画に出てくる有名人ですが、千利休が出てくる作品で私的なおすすめは「へうげもの」という漫画(アニメ)です。
織田信長が亡くなった本能寺の変がどうして起きたのか、なぜ明智光秀が謀反を起こしたのかが面白い視点、新解釈で描かれています。
完結していますので興味のある方はぜひ見てみてください。

話が逸れましたが千利休、「わび茶」という様式を完成させた偉人です。
わび茶というのは、それまでの煌びやかで豪華な茶道から無駄を切り取ってお茶そのものを楽しむという考えの流派です。詳しくは調べてみてください(笑)
その様式を完成させた千利休は、わび茶の祖として「利休七則」というものを説いています。
茶道における七つの教えですね。

  1. 茶は服のよきように点て
    (茶は客人の状況や気持ちを考えて点てなさい)
  2. 炭は湯の沸くように置き
    (準備はポイントを押さえて的確に行うこと)
  3. 夏は涼しく冬暖かに
    (もてなしは、道具や菓子を用いて相手が心地よく感じられるようにする)
  4. 花は野にあるように活け
    (花本来の美しさや生命力を活かし、本質を表現する)
  5. 刻限は早めに
    (何事も準備を怠ることなく、心にゆとりをもって行うこと)
  6. 降らずとも雨の用意
    (どんなときでも臨機応変に対応できるよう、相手のために万全の備えをする)
  7. 相手に心せよ
    (亭主と客、そして客同士も、互いを尊重して心を配りなさい)

どうですか、このおもてなしの心!まさに日本人の和の心を大切にしている教えですよね。
私が思ったことは「これってビジネスにも通じるのでは?」ということでした。
上の七つを見てみると、どれもビジネスをする上で大切な心構えとして応用できると思うんです。
取引先の相手にもそうですし、同じ職場で働く仲間にも当てはまります。
日本人の和の心、茶の湯の精神は、現代に暮らす私たちにも大切なことを教えてくれているようです。

今後は私も利休の教えに見習って、おもてなしの心で周りの人といい関係を作っていきたいです。
皆さんもぜひ、利休七則を実践してみてはいかがでしょうか。